Environment

環境への取組み

ガラスリサイクルの現状

昨今、廃棄物3R[リデュース(発生抑制)リユース(再使用)リサイクル(再生利用)]の取り組みが盛んになり「循環型社会」と言う言葉も多くの方々に認知いただけるようになりました。
それに伴い今までは埋立処分されていた廃棄物の多くが分別・リサイクルされるようになりました。
しかしその反面、世の中が便利になるにつれ製品に多種多様な素材が使われるようになり縮小化されることにより3R困難な廃棄物が増えているのも事実です。
なかでもガラス製品はその特性上(腐らないなど)処理が簡易な点からその大部分は未だ埋立処分されている現状です。
ガラスリサイクル方法の一つとしてサーマルリサイクル(廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーを回収し利用すること)される場合もありますが、ガラスは不燃物のため付着物が若干減容されるものの多くは残さとして埋立処分されています。
これらにより最終処分場の受入れ残容量は日々急激に減少しています。
現在、最終処分場の確保が大きな問題になっている中、日々進化、多様化されるガラスにリサイクル技術が追いついていないのも一つの要因です。

西日本ガラスリサイクルセンターの取組み

弊社は独自のネットワークを構築し全国のガラスカレット問屋とのリサイクル技術共有・革新を行うと共に、地元独立行政法人や学校法人との実験研究へ積極的に参加し新技術の導入・構築に取り組んでいます。

福岡県リサイクル施設整備費補助金事業に採択され光学式選別機を導入

太陽光パネルの写真
太陽光パネル回収時

太陽光パネルなど近年開発普及された高機能ガラス製品は、その役目を終え廃棄される時代となりました。既存の処理の場合、多くは埋立廃棄されています。
当設備導入により品位の高いガラスリサイクルを可能にし、埋立数量を減らすことが可能です。

北九州市立大学との廃ブラウン管ファンネルガラス用途開発研究に参加

廃テレビの写真
廃テレビ解体後ガラス部分

ブラウン管ファンネルガラスには鉛が含まれており、その特性を利用して放射線遮蔽材になりうるか実験いたしました。鉛の溶出試験では環境基準を下回る結果となり、放射性廃棄物の処理に応用ができるのではと考えています。

廃棄ブラウン管ファンネルガラスの用途開発検討資料

廃自動車ガラスの新リサイクル技術 - 湿式による撹拌剥離設備を導入

自動車フロントガラスの写真
自動車フロントガラス回収時

自動車フロントガラス製造工程不良品または解体回収品を、湿式撹拌剥離設備で加工することによりガラスとフィルムが完全剥離され100%リサイクルが可能となりました。

剥離後のガラスはカレットとして、フィルムはPVB原料などとして各素材へ使用できます。剥離水は特殊水溶液を追加することで繰り返し使用でき、その残水は人体や環境に無害です。

地球温暖化対策の一環としてEV車両を導入

カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量削減)への取り組みの一貫として、運搬車両や作業用重機を環境負荷低減車両、またはEV車両へ切替・導入いたしました。使用電気の一部を、化石燃料に頼らないクリーンエネルギーの購入にシフトしています。
第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)では、条件によりはするものの天然ガスや石炭を燃料に発電する場合に比べ16~18%のCo2削減効果が高まるとされています。

型式:FE25-2の写真
型式:FE25-2
型式:FE30-1の写真
型式:FE30-1
型式:FE25H-1の写真
型式:FE25H-1
型式:FUSO15t車の写真
型式:FUSO15t車
型式:PC128US-11の写真
型式:PC128US-11