Plant Equipment
設備紹介
- TOP
- 設備紹介
先進の設備で質の高いリサイクル
西日本ガラスリサイクルセンターでは、正確で確実な作業体制を構築し、質の高いリサイクルを実現する為に様々な先進性の高い設備を導入しています。
また、最新の設備を導入することにより、以前は一部(ガラス付PVB)を埋立処分するしかなかった、自動車ガラス・建材ガラスの中間膜(PVB)を完全に剥離し、ガラス原料・プラスチック原料としてリサイクルする事を可能にしました。
粉砕・選別設備処理能力:344t/日
この設備は、ガラスと異物を手選別により分けるラインです。
主に硬質系ガラス ・蛍光灯ガラスの選別・破砕を行いますが、そのほかにも、ガラス以外の異物が多く一次手選別を要するもの(ビンガラスのキャップなど)もこの設備で処理を行います。
- この設備の特徴
-
- 異物の多少、粒度に影響されないよう排出量と選別ラインスピード調整が可能
- 移動式コンベヤにより選別ラインのみへの変更が可能
- 破砕機に特殊加工およびハンマーインペラーを使用し、容易に粉製品が製造可能
- 特に鉄線入り窓ガラスなどを加工し、ガラス粉と鉄線に分けることが出来るため、鉄スクラップとしても売却可能
リターン式破砕・選別設備処理能力:144t/日
この設備は弊社のメインラインで、製品の60%以上がここで製造されます。
主原料になる自動車ガラス、板ガラス、ビンガラスをリターン方式により選別破砕します。
バッチ式にくらべ稼働時間を長くとれ、投入から排出までオートメーション化が可能となります。
- この設備の特徴
-
- 投入後オートメーション
- 粒度調整を先におこない余計な分まで破砕させないため生産率が良い
- 破砕機の特徴により軽いもの(例:プラスチック)は破砕されにくくガラスのみ粒度が細かくなる
- 通常破砕ラインは1WAYが主流だがリターン式により作業効率を上げ、さらに強制排出により稼働停止時間が短いため生産率がよく、ガラス回収率も高い また、オートメーションにより連続運転できるためバッチ式に比べ大量生産できる
ハンマー式破砕・選別設備処理能力 33.6t/日
この設備は、硬質ガラス、鉱さい(スラグ)、砥石、レンガなどの処理ラインです。
ハンマー式により、硬く、大き目の対象物の破砕も可能です。
- この設備の特徴
-
- 半オートメーション
- 対象物の大きさや形に左右されず、一定の破砕が行える
- リターン式により、粒度調整が比較的簡易に行える
- ハンマークラッシャーの構造により、修繕や対象物の切替が容易
乾式撹拌剥離設備処理能力:19.2t/日
この設備はガラスにコーティングや貼り付けられたフィルムなどを剥がすラインです。
主に、プライマービンや鏡板ガラスのようにコーティング加工されたガラスや液晶テレビなどフィルム加工されているガラスを撹拌剥離できます。(有)飯室商店が特許出願しており、日本でも数台しかない貴重なものです。
- この設備の特徴
-
- 特殊構造の攪拌機を使用しガラス表面に加工されたコーティングを除去
- 通常の研磨機では処理できない割れたガラスにも対応
- 投入後はオートメーションで製品製造
- バッチ式により1度で大量の製造が可能(2t/バッチ)
光学式選別ライン(セラピックマスター)最大処理能力:5t/h
この設備は、光学カメラにより異物を検知し自動で除去するラインです。
人での目視や手選別では除去困難な小さなもの、例えば小石なども除去できます。
機械による選別の為、一定水準のカレットを継続的に製造します。
- この設備の特徴
-
- 対象カレット粒度:2mm~30mm
- 異物除去率:95%
- 光学カメラによりカレットの光透過率を計測し、カレット以外を異物として検知
- 異物はセラピックより搬送コンベヤへの落下時、エアー選別により除去
- 検知後からエアー吹き出しまでの誤差は1/100秒以下
- 対象カレットの粒度変更が簡易で、多品種のガラス原料対応が可能